ブレラ通りでゆっくりと

イタリアは限りなく奥深く、ミラノを含むイタリア北部は、数百年前に栄華を極めた息遣いがいまだに生々しく感じられる場所も多いです。ミラノを訪れた時、日中の天気がよければブレラ地区を散歩してみましょう。1500年代の学び舎の歴史と現代の芸術家や美大生たちが醸し出すアカデミックで最先端なスタイルが、この地区をより魅力あるものにしています。大通りから1本裏に入っていくと、石畳の道沿いにギャラリーや古着屋、アーティストや詩人が集う50年以上の歴史があるカフェ、カップケーキの美味しいお店まで点在していて、見ているだけで、ミラノの流れを感じることができるでしょう。

 

イタリアの絵画の名作にあえる

ブレラ地区で忘れずに訪れておきたいスポットが、ブレラ美術館です。ミラノはもとよりイタリアを代表する美術館の一つでもあります。美術館としてオープンしたのは1809年のことで、コレクションのほとんどがナポレオン統治下で教会や僧院に集められた、15世紀から18世紀のイタリアの巨匠画家のものです。ロンバルディア派、ヴェネツィア派のものが中心で、その時代の傾向と流れを推理できる展示構成となっています。ヴェネツィア派の絵画が集まる部屋では、絵画自体が持っている迫力と作者が込めた思いに圧倒されるでしょう。数ある聖母子像の傑作も見逃せないですよ。美術館の中庭では、スケッチブックを片手に美術論をかわす地元の美大生も多くいます。また、敷地内には1764年に造られた天文台や図書館、植物園などもあるのでまわってみましょう。